いのきちおやじのひとりごと「日曜日のむずむず 5」

 

 

いのきちおやじ

池に旅荘は良く似合うと思うのだが

 いせやの煙をくぐり、人波にもまれながらきょろきょろと進む。つい最近聞いたのだが、この吉祥寺の繁華街に通ずる道は、以前は閑散としていたそうな。その昔は、吉祥寺駅から公園へ通ずる主たる道は、もう少し西側の、今のフランス料理芙蓉亭の横の坂道だったとのことだ。それはまだ吉祥寺駅に南口がない頃の話で、北口に降りて、平和通りを西に向かい、吉祥寺通りから井の頭公園に入ったからである。

 話は飛躍するけど、旧メイン通りの坂の途中にある旅荘さんは正に行楽客をゲットする絶好のポジションに建てたんだと気が付いた。以前から、歴史を感じさせるたたずまいに感動していたが、これで(勝手に)納得できた。そういえば池の対岸にも2件ほど旅荘さんがあったけど、いつの間にか無くなってしまった。利用するわけじゃないけど、なにか寂しいな。キラキラの○○ホテルと違って、池に旅荘は良く似合うと思うのだが。

(つづく)